カレンデュラオイル

(作用・効果・効能)
カレンデュラオイルには、瘢痕形成作用・抗炎症作用・皮膚再生といった作用があるとされています。
(使い方・楽しみ方)
カレンデュラオイルにはやや粘性があり、独特な香りがあるので、他のキャリアオイルに20〜25%希釈して使うといいでしょう。
(肌トラブル・肌タイプ)
敏感肌のスキンケア・手荒れ・やけどの跡といったお肌のお悩みに、カレンデュラオイルを使ってみてください。
カレンデュラオイルには傷を癒す作用があるので、傷や炎症のある肌、日焼け後の肌など、炎症などのトラブルのケアに役立ちます。
赤ちゃんの繊細な肌にも使えるので、おむつかぶれ湿疹にも効果が期待できます。
肌への負担が少なく、乾燥がひどい人や、刺激に弱い人なども使える便利なキャリアオイルです。
(スキンケアアドバイス)
カレンデュラオイルは、これから出産を控えた人が、会陰切開や会陰裂傷を防止するための会陰マッサージや妊娠線予防で使うことがあります。
手荒れがある季節は、カレンデュラオイルを使って軟膏やクリームをつくるといいでしょう。
たとえば次のようなブレンドを試してみてください。
「妊娠線予防ブレンド」
カレンデュラオイル+マンダリン・ネロリ
(注意事項)
カレンデュラオイル単独では粘性があって使いにくいのですが、アプリコットカーネルなど、ほかのキャリアオイルで希釈すると、滑りがよくなり使いやすくなります。
(ひとこと)
カレンデュラオイルは、花を植物油に漬けこみ、浸出油で薬効成分を抽出するオイルです。
サポニンやビタミンA、βカロテンなど栄養豊富なのが特徴的です。
カロチノイドやフラボノイドなどの色素の黄色は、一度衣服につくと落ちづらいので注意してください。
カレンデュラオイルには傷を癒す作用があるといわれていて、私はハンドクリームをつくるときによく使っています。
ベースはホホバオイルでつくり、少しカレンデュラオイルを加えてつくります。
粘性があってなかなか垂れてこないですが、気長に待ってくださいね。
クリーム以外に少しコクのある軟膏もおすすめです。
私が精油を販売していたときは、出産を控えたママさんがカレンデュラオイルをよく購入しにいらしてました。
やや高価ですが、使用範囲が広いオイルで、出産後は赤ちゃんのおむつかぶれケアにも使えるので便利ですよ。

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト