サンダルウッド

(香りのタイプ)
サンダルウッドの精油は、深いウッディ系の中にやや甘さのあるオリエンタルな香りが特徴です。
(作用・効果・効能)
サンダルウッドの精油には、抗菌作用・鎮静作用・収れん作用・鎮咳があるとされています。
(こんな気持ちの方に)
頭で物を考える・雑念が多い・執着心が強いといった状態のときに、サンダルウッドの精油をおすすめします。
サンダルウッドの深い香りが、自分の内側に意識を向ける手助けをしてくれます。
また、神経過敏になったり、攻撃性が強くなったときにも緊張の緩和にいいとされています。
雑念だらけの私にはピッタリの精油で、お風呂で深呼吸をし、早くなりがちな呼吸を整え、頭の中をクリアにするのがお気に入りです。
(こんな症状の方に)
サンダルウッドの精油は、膀胱炎・気管支炎といった症状に効果があるといわれます。
泌尿器感染や、長引く咳やのどの痛みにも効果的です。
膀胱炎のときはアロマバスに、咳やのどの痛みはお湯をはった洗面器に精油を垂らして、タオルで絞って喉や胸に当てるといいです。
(肌タイプ・肌トラブル)
ニキビ肌・かゆみのある肌・硬くなった肌などには、サンダルウッドの精油を試してみてください。
サンダルウッドの精油には皮脂分泌を調整する作用があるので、混合肌にもおすすめです。
ニキビがある場合は炎症を抑え、それ以上の悪化を防いでくれます。
皮膚軟化作用があるので、サンダルウッドとネロリを組み合わせてスキンケアしてみるのもいいでしょう。
(楽しみ方・使い方)
サンダルウッドの精油は、芳香浴・トリートメント・スキンケア・吸入・湿布といったさまざまな楽しみ方があります。
粘性のある精油なので、お湯に垂らすときはしっかり混ぜましょう。
風邪で喉が痛いときや、咳で胸が苦しいときは吸入をすると症状が少し緩和されます。
(使用する時間帯)
サンダルウッドの精油を使う時間帯としては、やはり夜がおすすめです。
深いリラックス状態に導く香りなので夜向きといえます。
ヨガや瞑想のときにサンダルウッドを使うと、神経を集中して、心を開放できますよ。
(ブレンドアドバイス)
サンダルウッドの精油は、花・樹脂系・ハーブ系の精油との相性がいいです。
次のようなブレンドで試してみるといいでしょう。
「瞑想ブレンド」
サンダルウッド+フランキンセンス・ローズウッド
(注意事項)
サンダルウッドの精油は香りが強いので、大量に使うと頭痛が起こることがあるので注意してください。
重度のうつ状態の方には、サンダルウッド単品の使用は避けたほうがいいでしょう。
(ひとこと)
サンダルウッドは私たち日本人に馴染みの深い香りのひとつです。
日本でもお寺に行くと漂ってくるので、心が落ち着いてほっとしますよね。
そんなサンダルウッドですが、とっても香りが強いのが特徴です。
私はその昔、精油を探しにお店に行き、香りを試そうとしたときに鼻と瓶の距離を見誤り、精油を鼻に付けてしまいました。
その後は、何をしても何を食べてもサンダルウッドが夜まで消えることはなく… 大変でした。
みなさんは決して手や服に付けないようにしてくださいね!

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト