ペパーミント

(香りのタイプ)
ペパーミントの精油は、鋭くシャープなメントールの香りが特徴です。
(作用・効果・効能)
ペパーミントの精油には、消化器調整作用・頭脳明晰作用・体温調整作用があるとされています。
(こんな気持ちの方に)
怒りっぽい・集中力が続かないといった状態のときに、ペパーミントの精油を試してみてください。
ペパーミントのシャープな香りが、考えをクリアにして、リフレッシュ効果が期待できます。
怒りで高ぶった気持ちを落ち着かせる作用もあるので、カッカしてるときなどにもぜひ使ってみましょう。
(こんな症状の方に)
胃痛・吐き気・消化不良・呼吸器系不調といった症状があるときに、ペパーミントの精油が役立ちます。
消化器系の不調全般に効果を期待できますが、特に吐き気や消化不良に効果的です。
優れた鎮痛作用があるので、片頭痛、頭痛、筋肉痛などさまざまな痛みを緩和してくれます。
(肌タイプ・肌トラブル)
ペパーミントの精油は、ニキビに効果があるといわれています。
また、軽い麻酔作用と冷却作用を活用し、皮膚のかゆみが出たときや、日焼けで火照ったときなどに湿布を行うとよいでしょう。
敏感肌の場合は皮膚刺激を感じる場合があるので、使用分量に注意しましょう。
(楽しみ方・使い方)
ペパーミントの精油は、芳香浴・アロマバス・トリートメント・湿布・クラフトなどに活用するといいでしょう。
昔、片頭痛の症状で悩む友人がいたので、ペパーミントの精油をラベンダーとブレンドしたジェルを、頭痛が起きそうなときに塗ってみて、といって渡したことがあります。
一度頭痛が起きるとなかなか治りませんが、頭痛が起こりそうな予感がしたときに塗ったら効果があったとのことでした。
ラベンダーも鎮痛・鎮痙作用が優れた精油なので、ペパーミントの精油とブレンドして試してみてください。
(使用する時間帯)
ペパーミントの精油は、おもに朝・昼の時間帯に使うケースが多いと思います。
一日を爽やかに始めたい朝に、あるいは仕事中の眠気に負けそうな午後に、芳香浴でお使いくださいね。
(ブレンドアドバイス)
ペパーミントの精油は、スッキリ系や柑橘系の精油と相性がいいです。
いろんなブレンドを楽しめますが、たとえば次のような組み合わせから始めてみるといいかもしれません。
「気分スッキリブレンド」
ペパーミント+パイン・ローズマリー・ベルガモット
(注意事項)
ペパーミントの精油には皮膚刺激があるので、敏感肌の方は注意してください。
妊娠中と授乳中、てんかん、高血圧の方、6歳以下のお子さんは使用は控えたほうがいいでしょう。
体温を下げるので、濃度が濃くなりすぎないように注意しましょう。
(ひとこと)
初夏にピクニックへ出かけるときに、ペパーミント入りの水で絞ったおしぼりを数本持って行ったことがあります。
思ったより外が暑くてバテそうだったんですが、首や額におしぼりを乗せると清涼感のある香りと冷却効果で生き返りました。
熱中症対策にペパーミントの精油をぜひ!

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト