ネロリ

(香りのタイプ)
ネロリの精油は、繊細で可愛らしさと温もりを感じるフローラル調の香りが特徴です。
(作用・効果・効能)
ネロリの精油には、抗鬱作用・細胞活性作用・鎮静作用があるとされています。
(こんな気持ちの方に)
うつ状態・ヒステリーといった状態のときに、ネロリの精油が役に立ちます。
ネロリの高貴な香りが、高ぶった精神状態をしずめ、なぐさめるとともに、次のステップに踏み出すきっかけを与えてくれるでしょう。
(こんな症状の方に)
自律神経失調症・不眠症といった症状があるときは、ミルラの精油を試してみるといいかもしれません。
ミルラの精油は、心の状態からくる身体の不調に用いることが多いです。
自律神経のバランスが乱れて、体の不調を訴える感受性の強い方に用いるといいでしょう。
ネロリには脳内のセロトニンの分泌をうながす作用があるといわれているため、ストレスを開放し、ゆったりと心を落ち着かせるサポートをしてくれます。
(肌タイプ・肌トラブル)
老化肌・妊娠線予防といった肌のお悩みに、ネロリの精油を試してみてください。
ネロリの精油には細胞活性作用があるといわれていて、皮膚を柔らかくしたり、妊娠線予防に役立ってくれます。
ラベンダーやマンダリンと組み合わせてスキンケアに使うと、香りだけでなく、くすみの予防や妊娠線予防にも役立ちますよ。
(楽しみ方・使い方)
ネロリの精油には、スキンケア・トリートメント・香水・湿布といった活用方法が一般的です。
ネロリといえばやはり美肌効果が有名で、甘い香りも人気がありますが、アンチエイジング効果を期待して、フェイシャルトリートメントに使うことも多いです。
その際にはキャリアオイルにローズヒップを使うと、さらなる美肌効果が期待できるので試してみましょう。
(使用する時間帯)
ネロリの精油を使用する時間帯は、おもに夜がおすすめです。
夜寝る前のアロマバスや、トリートメントで香りを感じ、リラックスの副交感神経を優位に立たせながら眠りにつくと、質の良い睡眠へ導いてくれます。
(ブレンドアドバイス)
ネロリの精油は、基本的にどの精油とも相性がいいです。
いろんなブレンドを楽しめますが、次のような組み合わせから始めてみてはいかがでしょうか。
「心のバランスブレンド」
ネロリ+メリッサ・プチグレン・ベルガモット
(注意事項)
香りが強いと感じる場合は使用分量に注意しましょう。
ネロリの精油を使うとリラックスしてボーッとなることがあるので、昼間に車の運転や集中することがある場合は使わないほうがいいと思います。
(ひとこと)
原液のままだと少し青臭さを感じる方は、ネロリの精油をホホバオイルで希釈したものを使うか、他の精油とブレンドして薄めて使うといいです。
優雅で柔らかい香りに変わりますよ。
私もネロリの香りが大好きで、ローズウッドやマンダリンとブレンドして練香水を作って楽しんでます。
お客様でも女性の方に特に人気の高いネロリの精油は、リピーター率がとっても高いですよ。

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト