フランキンセンス

(香りのタイプ)
フランキンセンスの精油は、甘酸っぱいレモンが見え隠れするお香のような香りが特徴です。
(作用・効果・効能)
フランキンセンスの精油には、鎮静作用・呼吸器系調整作用・細胞活性作用があるとされています。
(こんな気持ちの方に)
雑念に囚(とら)われているなぁと感じるとき、ぜひフランキンセンスの精油を使ってみてください。
フランキンセンスは、瞑想のときに神聖な精神状態に導くために使わることが多いです。
邪念、雑念、想念などを取り去り、過去を断ち切り、神聖な意識に導いてくれる …などといわれています。
フランキンセンス精油の元となる乳香という植物は、今でも中東諸国の宗教儀式でお香として使われているそうです。
(こんな症状の方に)
喘息・アレルギー発作・風邪などの症状に、フランキンセンスの精油は効果があるといわれています。
浅くなった呼吸を深く導いて、喘息などのアレルギー発作をしずめてくれる作用があります。
また、喉の粘膜の炎症を抑え、去痰作用もあるので、風邪症状で鼻水鼻づまりがある場合も役立ちます。
喘息症状の場合は、湿布を貼るか、吸入がおすすめです。
(肌タイプ・肌トラブル)
フランキンセンスの精油は、老化肌・手荒れなどが気になるお肌のスキンケアに役立ちます。
細胞活性作用があるので、乾燥肌や手荒れの場合は、マンダリンやローマンカモミールでブレンドしたハンドクリームを作るとお肌を潤します。
フランキンセンスの精油にはアンチエイジング効果もあるので、ネロリやローズとブレンドしてトリートメントすると肌の若返りが期待できますよ!
(楽しみ方・使い方)
フランキンセンスの精油には、芳香浴・スキンケア・アロマバス・トリートメント・クラフトといった楽しみ方があります。
たとえば、風邪がなかなか治らないときは、アロマバスでフランキンセンスを活用しましょう。
ユーカリをブレンドして湯気を吸い込み、ゆっくりと深呼吸すれば、病後の疲れや鼻づまり、咳が少し緩和されます。
私は風邪の治りかけに使ってます!
(使用する時間帯)
フランキンセンスの精油は、夜に使うのがおすすめです。
心を休ませる時間に使用すると、身体が安眠する準備を整えてくれます。
(ブレンドアドバイス)
フランキンセンスの精油は、基本的にどの精油とも相性がいいです。
たとえば次のようなブレンドがおすすめです。
「呼吸楽ちんブレンド」
フランキンセンス+ユーカリラディアータ・パイン
「瞑想ブレンド」
フランキンセンス+サンダルウッド・ミルラ・ベルガモット
(注意事項)
フランキンセンスの精油は、妊娠初期は使用を控えるようにしてください。
(ひとこと)
一時期TVで「アンチエイジングに効果的!」と放送されて反響のあった精油です。
フランキンセンス=若返りというイメージが強いかもしれませんが、注目したいのはやはり、瞑想に最適で癒しに直結した精油ということ。
誰もがバリバリ働くこの時代、皆さんがストレスと戦っています。
そんなときは、フランキンセンスの香りに包まれながらヨガやピラティスなんていかがですか?
ストレスを開放し、自分をいたわるサポート役になってくれますよ。

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト