ユーカリグロブルス

(香りのタイプ)
ユーカリグロブルスの精油は、頭の奥まで染み通るようなクリアな香りが特徴です。
(作用・効果・効能)
ユーカリグロブルスの精油には、去痰作用・抗菌作用・利尿作用・免疫賦活作用があるとされています。
(こんな気持ちの方に)
やる気が起きない・ふさぎがちといった状態のときに、ぜひユーカリグロブルスの精油を試してみてください。
リフレッシュ効果が高く、心が衰弱してるときに役立ちます。
生きていくことに圧迫感を感じているときに用いると、勇気とやる気がみなぎってきます。
ユーカリグロブルスの精油は、精神の浄化にもおすすめです。
(こんな症状の方に)
花粉症・風邪・鼻水・筋肉痛・肩凝りといった症状があるときは、ユーカリグロブルスを使ってみましょう。
気管支や肺のうっ血を取り除き、痰を出しやすくしてくれます。
肺の中で毛細血管と肺胞間のガス交換を活発にし、呼吸を楽にしてくれる作用もあります。
筋肉痛がある場合は、ユーカリグロブルスの精油を使ってトリートメントすると、筋肉の炎症をやわらげることができます。
痛みのある筋肉痛には、ラベンダーとユーカリグロブルスのブレンドがおすすめです。
(肌タイプ・肌トラブル)
やけど・切り傷といった肌トラブルに、ユーカリグロブルスの精油が効果的。
殺菌作用と瘢痕(はんこん)形成作用があるので、やけどや傷の手当てにぜひ使ってみてください。
ただし、皮膚刺激が強いので、肌に塗布するときは使用分量に気をつけましょう。
敏感肌の方は使用を控えたほうがいいかもしれません。
(楽しみ方・使い方)
芳香浴・アロマバス・トリートメント・吸入・湿布など、ユーカリグロブルスの精油にはさまざまな楽しみ方があります。
たとえば、2%に薄めて空気中に散布すると、室内のブドウ球菌が70%死滅したという臨床実験があります。
同じく抗菌作用のあるティートリーなどとブレンドして拡散すると、風邪予防になるともいわれています。
強い香りが苦手な方は、ユーカリグロブルスをラベンダーやベンゾインとブレンドすると、角が取れて少しソフトな香りになります。
(使用する時間帯)
ユーカリグロブルスの精油を使用する時間帯としては、朝・昼がおすすめです。
尖ったクリアな香りが頭脳明晰にしてくれるので、活動的な朝や昼向きの精油といえます。
(ブレンドアドバイス)
ユーカリグロブルスの精油は、スッキリした香りの精油と相性がいいです。
たとえば次のようなブレンドが考えられます。
「無敵の風邪予防ブレンド」
ユーカリグロブルス+サイプレス・ティートリー
「咳ストップブレンド」
ユーカリグロブルス+ローズマリー
(注意事項)
乳幼児・高血圧・てんかん・妊娠中といった方には、使用を避けるようにしてください。
また、皮膚刺激が強いので、使用分量に気をつけてください。
(ひとこと)
ユーカリグロブルスは、毎年花粉症の時期になるとお世話になっている精油です。
パンチのあるクリアな香りが、花粉症の鼻水と頭痛でぼーっとした頭をスッキリとさせてくれます。
職場ではティッシュに1滴垂らしてデスクに置いたり、通勤中はマスクに忍ばせて電車に乗ったりと大活躍です。
マスクに使う場合は、皮膚刺激を起こす場合があるので、アロマスプレーにして振りかけるのがおすすめです。

執筆者 HARUKA
アロマテラピーを学んだ最初のきっかけは、サロンの業務に必要だったため、しかたなくでした。ですが学べば学ぶほどアロマテラピーにすっかり魅了されてしまい、今の私にとって、アロマテラピーは毎日の生活に欠かせないものになっています。所有資格:英国IFA認定アロマセラピスト