Experience

「アロマテラピー検定1級」の資格をお持ちの方にお話をうかがいました。アロマテラピーに興味を持つ前から趣味で石鹸作りをされていたとのことで、アロマテラピーの知識を上手に生活に取り入れていらっしゃるようです。

アロマテラピーとの出会い

私がアロマテラピーに興味をもったのは、そのころ通っていたフラワースクールの授業の一コマでした。フラワースクールではお花のアレンジメントを習っていたのですが、その中にアロマのクラスが2回ほど盛り込まれていました。アロマのことはあまり関心がない私でしたが、その2回のクラスでほぼ初めてといっていいくらい、アロマのことをいろいろ教えてもらいました。

しかし、それからすぐにエッセンシャルオイルを購入したり、生活の中に取り入れたわけではありません。同時期にとあるHPで手作りの石鹸を作っている人のことを知り、とても興味があったので、さっそく石鹸を作り始めました。そのときは、フラワースクールで知ったアロマテラピーと、手作り石鹸に深い接点があるのを知りませんでした。

石鹸作りは奥が深く、どんどんはまっていきました。いろいろなオイルを使うことによって個性のある石鹸を作ることができ、よりオリジナリティーのある石鹸を作ろうと、素材についてあれこれ調べていると、香りづけにエッセンシャルオイルを使用することを知り、ここで初めてアロマテラピーと石鹸作りの関係を知ることとなりました。

やがて、その手作り石けんのHPの管理人が日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級を取った影響から、私も検定試験を受けてみようと思い立ったのでした。

アロマテラピー検定に向けて勉強を開始

まず検定に向けての勉強方法を調べました。本を読んでみたり、ネットで検索してみたりした結果、スクールへ通うか独学か、というところで1級2級だったら独学でも合格率は高いことを知りました。

問題集などを見てみたところ、私は石鹸作りをすることによって、試験問題の中のいくつかの課題については知らず知らずのうちに、ある程度知識を身に着けていることから、独学でいこうと決めました。

本屋に行けば、アロマテラピー試験に関する問題集や参考書は沢山あります。その中で、ネットで調べた、一番評判の良かった1冊の問題集を購入し、それで勉強を開始しました。

その問題集は1級、2級の両方に対応しており、実際の試験に基づいたカテゴリーに分けられた解説部分と、それぞれのカテゴリーの勉強が終わったら試してみるまとめ問題集とで成り立っています。巻末には過去問題集がついていて、一冊勉強した最後に復習ができるようになっていました。

とてもよくまとまった本であり、実践的な本だったので、私は試験対策としてはこの一冊のみを使用しました。ちなみに私は2級を最初に取り、次の試験で1級をとったのですが、試験勉強はこの問題集1冊のみの使用で済みました。

試験は1級、2級共に、とある大学のキャンパスで行われました。試験会場にはあらゆる年代の人達があつまっており、圧倒的に女性が多かったのですが、男性の姿も意外に多かったように記憶しています。試験内容は出題範囲が広く、時間が足りなかったように感じます。試験対策で解いた同じ問題が結構でていたので、点数は良かったのではないかと自負しています。

アロマテラピーはすっかり生活の一部です

1級に合格した後、その上の資格であるアドバイザーまで取ろうかと考えましたが、こちらはアロマ環境協会の会員になり、指定の講座を受講すれば自動的に取れるとのことだったので、今すぐ必要でもないし、別の機会にと思い、すぐには取りませんでした。

資格より、実際の生活の中で生かしていく方に興味があったので、私にとってはあまり必要ではないのかもしれません。

資格を取る前から石鹸を手作りしたりして生活の中でアロマテラピーを実践していたので、生活の中で資格を生かすのは私にとってはさほど難しいことではありません。ごくごく自然に、アロマテラピーが生活の中に溶け込んでいます。

石鹸を作ることはもちろん、掃除する際にも水ぶきにエッセンシャルオイルを使ったり、重曹やクエン酸を使ったり、化粧品を手作りしたりしています。今や、アロマテラピーは私の生活にはなくてはならないものとなっています。